みんなの
困りエピソード
あきらめていた日常と、
誰にも言えなかったあの日のこと
汗の悩みは、生活のあらゆる場面で高いハードルになります。
紙を濡らしてしまう焦りや、大量の汗への恥ずかしさから、人との自然な触れ合いを避けるようになったり、着たい服を選べなくなったり――。
「これも体質だから仕方ない」と、一人で悩み、抱え込んでしまうことも。
運動会やフォークダンス、ちょっとしたレクリエーションで、人と手を繋がなくてはならない場面が本当にイヤでした。とっさに避けてしまい、気まずい雰囲気になることも。手と手の間に隙間を開けて汗に気づかれないように必死で…。本当のことを言えないまま、人と距離を取るようになっていました。
登校した時点でワイシャツやスラックスに汗が染みてしまい、ワキや背中が透けるのが本当にイヤでした。私服でも「好きな服」ではなく「汗染みが目立たない服」しか選べず、基本的には黒か白の服ばかり。おしゃれを楽しめませんでした。
手汗でテスト用紙が濡れて文字が書きづらくなり、濡れた用紙に消しゴムをかけようとして破れてしまったこともあります。シワシワになった答案を見られるのも恥ずかしいので、定規をあてて手が直接用紙に触れないようにする、手を浮かせながら解くなど、テスト以上に手汗対策に苦労しました。
授業中に自分の手汗で濡れたプリントを後ろの人に渡すのが申し訳なく、不快に思われていないかいつも不安でした。また、友達からゲームのコントローラーを「貸して!」と言われても、汗で濡れているため、サッと貸すことができませんでした。
少し歩いたり自転車を漕いだりしただけで、お風呂上がりのように汗でびしょ濡れに。冬の満員電車やエアコンの効いた室内でも、ワキなどに汗をかいていて、周囲の視線が気になって仕方なかったです。